フランスベッド販売の前期と今期 

2期連続の二ケタ増収、催事販売がけん引

ショールーム新設が寄与、スタッフ採用強化も


 ベッド・インテリア 品の催事販売を主力と するフランスベッド販 売(本社・東京都調布 市、木谷一彦社長)が 売上を伸ばしている。 親会社によるショール ームの新規出店で売り 場を増やしたほか、客 単価のアップが寄与し た。今期は、ショール ームで接客を担う営業 スタッフの採用に引き 続き力を入れていく。
 フランスベッド販売 の22年3月期売上高は 前期比12.1%増。21 年3月期の12.2%増 に続いて二ケタ増を達 成した。6.7%の減 収だった20年3月期 は、その前年度に不採 算部門だった雑貨販売 事業から撤退した影響 が大きく、これを除い た同期の売上は9.2 %増。コロナ禍と重な った3期を実質の連続 増収で終えた。
 好調をけん引したの は、親会社が運営する ベッド・インテリア品 の展示拠点にWEBサ イトやWEB広告を通 じて誘客、販売する 「インテリア事業」。 22年3月期売上の3分 の2を占め、事業売上 は前期比18.6%増と 伸ばした。
 増収に大きく寄与し たのは親会社によるシ ョールームの新設。昨 年7月に宇都宮店、同 11 月に金沢店、今年2 月に小田原店の計3カ 所をオープンさせ、既 存店を合わせて全国計 15カ所に増やした。
 店舗数の拡大を受け て、催事の開催数は月 平均60件だった前期に 対して「70〜80件」 (同社)に増加。

(続きは2022年8月25日号参照)