ロダン&フィールズ日本撤退を決定、9月1日で事業終了
8月2日に全会員へ米本社が通知
化粧品MLMのロダン&フィールズジャパン(以下ロ社、本社・東京都渋谷区、メリッサ・サイツAPAC副社長兼ゼネラルマネージャー)が8月2日、
日本市場撤退の決定を会員へ通知したことが分かった。同日をもって新規登録の申込受付を停止。事業を終了する9月1日まで在庫品をセール販売するとしている。
国内MLM業界における外資の撤退は、5月末のアンビット・エナジー・ジャパン(大阪市)、6月末のサンライダー・ジャパン・インク(東京都)に続き、
今年3例目。
「日本の未来に強い期待を持てない」
本紙の取材によれば、撤退の決定が米国のロダン&フィールズ本社(カリフォルニア州、ディミトリ・ハローロス社長兼CEO)
から日本のロ社スタッフに伝えられたのは8月初旬の模様。この伝達からすぐに、米国本社からのメールで、トップリーダー層を含む全てのコンサルタント
(=ビジネス会員)にも撤退が伝えられた。8月5日時点で、ロ社の社内は少人数のスタッフが撤退にともなう残務処理に携わっているという。
▲9月1日の事業終了後は、コールセンターを
12月1日まで稼働予定(写真は日本のWEBサイト)
米国本社からコンサルタントに送られたメールでは、撤退の理由を「好ましくない市況および世界的なパンデミックという課題が続く中、
現時点では日本におけるR+F(ロダン&フィールズの略称、本紙注記)の未来において、強い期待を持てないと判断しました」と説明。
ロ社WEBサイトのQ&Aページでは、「様々な市況を考慮して」撤退を決定したとしている。
(続きは2022年8月18日号参照)