シーボン第1四半期連結売上高が9.5%減に

WEB経由の新規顧客が増加

 シーボン(本社・東京都港区、崎山一弘社長)の2023年3月期第1四半期は、連結ベース売上高が前年同期比9.5%減の21億2500万円となった。
 損益面は、売上原価率が同1.0ポイント低下の22.3%、販管費率が同1.9ポイント上昇の78.5%となった結果、 営業損失1800万円(前年同期は600万円の利益計上)、経常損失1100万円(同4800万円の利益計上)、 当期損失2700万円(同2900万円の利益計上)となった。
 今期は、中期経営計画の最終年度として、@顧客数拡大と顧客第一のサービス提供、A高機能製品の創出、 Bコスト合理化による財務基盤の強化を重点課題と位置づけている。また、付加価値向上を目的に、既存事業における新たな価値の創出に向け、 本社機能の機動力の強化および意思決定の迅速化を図っている。

 販売チャネル別売上高をみると、直営手店舗は19億7200万円で構成比92.8%となった。直営店舗に関しては、昨年度に引き続き新規顧客層の開拓に注力した。 中でも、オンラインを活用した集客活動に注力し、インスタグラムやツイッターといったSNSと連動した営業施策を実施し、 集客活動の効率化・新規顧客層の拡大を図った。SNSでは、インフルエンサーからサロンでの施術体験や製品の良さを発信するとともに、 シーボン公式インスタグラムから製品サンプルのプレゼントキャンペーンや、サロンでの施術内容を発信することで、 ダイレクトアプローチとは異なった顧客層の獲得を図った。その結果、WEB広告による集客数は2022年3月期第4四半期比で9.7%増となった。


(続きは2022年8月18日号参照)