１.５％増の１８６１億ドル　米国は６％増、韓国が２位に
　ＷＦＤＳＡ（訪問販売協会世界連盟、 米ワシントンＤＣ、ロジャー・バーネット会長）が６月２３日までにまとめた２０２１年の世界のダイレクトセリング市場規模（小売ベース、 付加価値税含まず）は、米国の拡大や韓国の急伸などを背景に、米ドルベースで前年比１.５％増の１８６１億５００万ドル （約２０兆５５００億円、米ドルレートはＩＭＦの２１年の年間平均）となった。２年連続の増加で、過去１０年では１８年（約１９２９億ドル）、 １７年（約１８９６億ドル）に次ぐ規模だった。独立販売員の総数は２.２％増の１億２８１５万５８２人で、前年に続き過去最高を更新した。
　上位２０カ国（表参照）の世界シェア率は９０.５％。２０年（９０.９％）から０.４ポイント低下した。
　１位の米国（約４２６億ドル）は６.４％増で、成長率は前年の１３.９％増から７.５ポイント低下。前年は、 コロナ禍にともなう販売活動のオンラインシフトの加速、サイドビジネスや健康関連商材に対するニーズの高まりを追い風に成長していた。
　２位は韓国（約１９４億ドル）で、前年の４位から浮上。韓国のランキングは?年の３位が過去最高だったが、これを更新した。成長率は６.１％増。

　　　 （続きは２０２２年７月２８日号参照)