日本エステティック機構(JEO)
エステティシャン養成制度の第三者認証
現行の試験制度を抜本的に見直し
JEOではこれまで、エステティックサロン認証をはじめ、エステティック機器認証、エステティシャン試験制度認証を実施してきた。 エステティシャン試験制度認証については、各業界団体が設けている300時間および1000時間相当の教育を対象とした試験制度に対して、 認証基準等に基づき認証を付与してきた。これに対し、2018年度に厚生労働省から職業能力評価基準(エステティック業)が設けられたことを受け、 現行の「試験制度認証」を抜本的に見直し、新たに教育内容・評価方法・資格制度を含めた認証制度改革案が各業界団体により検討され、JEOに提案された (いずれの項目も6月28日時点の案)。
新たな「エステティシャン養成制度」では、厚労省職業能力評価基準に基づき、教育時間300時間の制度 (エステティックサービス・トリートメントレベル1)、教育時間1000時間の制度 (エステティックサービス・トリートメント・カウンセリングレベル2)を定める。JEOが指定する検定試験を含む到達度の評価としては、 300時間の制度では、日本エステティック試験センター試験(移行措置)、日本エステティック試験センター実施予定の検定3級で行う。 また、1000時間の制度では、現状の各団体の被認証試験(移行措置)、日本エステティック試験センターが実施予定の検定2級で行う。 さらに、養成制度の透明性、持続性、客観性を担保する目的で、教育内容に加えて制度のプロセスの評価、 経済産業省ヘルスケアサービスガイドラインに沿った第三者認証を行っていくとしている。
(続きは2022年7月14日号参照)