丸八HD・3月期

寝具・リビングが減収増益

訪販は増収、営業効率化で

 丸八ホールディングス(本社・横浜市港北区、日野原和夫社長)の22年3月期連結は、売上高が前期比3.9%減の123億2200万円となった。 損益は営業利益が同36.2%増の16億8800万円、経常利益が同132.7%増の29億9200万円、純利益が同191.0%増の17億7500万円。 経常利益および純利益の増益は、子会社2社の保有する米ドル建て定期預金について円安にともなう為替差益を計上したことなどが主な要因。
 「寝具・リビング用品事業」は売上高が同4.1%減の113億1479万円、セグメント利益が同49.3%増の17億6661万円。 訪販のダイレクトセールス(DS)部門は増収で、販売員数の減少を営業活動効率化等の施策の効果が補った。 一方、これ以外の販路は、コロナ禍にともなう需要の落ち込みが依然としてみられたとしている。 増益は、生産活動等の継続的なコスト削減活動による利益率の改善が寄与した。

(続きは2022年6月2日号参照)