シャルレ3月期 MLM事業、営業損益が黒字転換
主力の衣料品7%減、化粧品は5%増
シャルレ(本社・神戸市須磨区、林勝哉社長)の22年3月期連結における下着等MLMの「レディースインナー等販売事業(以下レディース事業)」は、 売上高(一部ボーナス支払い費用等含まず)が前期比1.9%増の131億6100万円、セグメント利益(営業利益)が6億600万円となった (グラフ参照)。前期はコロナ禍にともなう販売現場の活動縮小等の影響で、98年の上場後で初めて営業利益ベースの損失 (10億5700万円)を計上していたが、黒字転換させた。売上は、主力の衣料品が苦戦した一方で化粧品の増収が寄与。損益は、 一部衣料品の値引き販売による在庫ロス圧縮などが貢献した。
子会社のシャワーヘッド事業等を含む全体の業績は売上高が155億6500万円、営業利益が17億400万円、経常利益が17億2000万円、 純利益が10億1600万円。23年3月期見通しは売上高142億8000万円(前期比8.3%減)、経常利益6億円(同65.1%減)、 純損失2億5000万円で、最終赤字は希望退職募集にともなう特別損失計上が響く(別記事参照)。
「レディース事業」の製品カテゴリー毎の売上は、衣料品が前期比7.2%減の88億800万円、化粧品が同5.7%増の20億8300万円、 健康食品が同8.8%減の9億6700万円、シャワーヘッド等のその他が同231.9%増の13億100万円。
(続きは2022年5月26日号参照)