日本トリム3月期 直販3部門増収、セミナー数に一定の回復
日本トリム(本社・大阪市北区、森澤紳勝社長)の22年3月期連結は、 整水器および浄水カートリッジを販売する「ウォーターヘルスケア」事業の売上高が前期比8.2%増の143億6700万円、 セグメント(営業)利益が同14.0%減の18億2100万円となった。
増収は、コロナ禍初期に大幅に落ち込んだ職域販売のセミナー数が一定程度回復したことや、WEB販売の増加が寄与。 減益は、前期に比べた営業費の増加やWEBの先行投資、整水器の原材料費アップが響いた。
各直販部門の売上(グラフ参照)は、職域販売の「DS事業部」が同5.8%増の34億4400万円、取付・紹介販売の 「HS事業部」が同8.1%増の14億6500万円、店頭催事販売の「SS事業部」が同20.5%増の4億6200万円。
職域販売における整水器のセミナー(デモ)は、市中感染数に大幅な減少がみられた第3四半期(21年10〜12月)にコロナ禍直前の同期 (19年10〜12月)を1割ほど上回る回数を実施。ただ、感染数が増えて緊急事態宣言やまん延防止等重点措置の適用などがあった第1〜第2Qおよび第4Qは、 コロナ禍直前の同期に比べると7〜8割台の回数にとどまった。
下期以降は、同期より取り組む営業力の底上げを目的とした営業トークの見直しによって販売効率の向上が見られ、 今年4〜5月のセミナー回数は前年比14%増まで回復しているという。
他の販路は各部門をサポートする「アフター」が同2.9%減の2億8300万円。感染増等により消費者宅の訪問機会が抑制されたという。
(続きは2022年5月19日号参照)