モデーア・MLM最前線 非連鎖<cfルの愛用者開拓、始動
MLM大手のモデーアジャパン(東京都港区)が非連鎖販売<cfルによる新規開拓に乗り出した。 4月、愛用者の獲得に特化した「リブクリーンパートナー」プログラムをスタート。所謂ダウンラインの多段階構造を採用せず、 MLMに比べるとボーナス支払いは限定される一方、自己購入は不要で特定商取引法の連鎖販売規制を受けない。 競合モデルとみなすアフィリエイト等に比べた還元率の高さなども強みに打ち出す。消費者にアプローチする接点を増やし、 eコマース市場におけるシェアを広げる狙いだ。
▲4月20日に登録受付を開始した
「リブクリーンパートナー」は、
法定書面の交付を必要としない非連鎖販売′^の
サイドビジネスとして、アフィリエイトの相場を
上回る報酬還元率などを訴求(写真は専用WEBサイト)
「リブクリーンパートナー」は、
法定書面の交付を必要としない非連鎖販売′^の
サイドビジネスとして、アフィリエイトの相場を
上回る報酬還元率などを訴求(写真は専用WEBサイト)
既存のMLM事業との最大の違いは、書面交付義務をはじめとする特商法の連鎖販売規制を受けないビジネスモデルであること。 そのため、LCPがリクルートできるのはカスタマー(=愛用会員)に限定し、ソーシャルマーケター(=ビジネス会員)とLCPの紹介はできない。 小売り(再販売)も禁じる。
ソーシャルマーケターはLCPのリクルートが可能。LCPが構築したカスタマーの購買ボリュームは紹介したソーシャルマーケターの実績に反映する一方、 紹介を受けずに会社へ直接、LCP登録することも可能だ。
また、報酬取得条件としての製品の自己購入をはじめ、登録料や年会費は必要としない。MLMに対して抵抗感を抱く層も取り込む狙いから、 業界の常識となっている要素を見直し、LCPの制度設計に反映させた。
LCPを正式発表した3月の全国大会で大井盛夫社長は、これらの特長に触れ、空き時間を有効活用してサイドビジネスを始めたいニーズに応える旨を強調。 SNSを活用するインフルエンサーの参入などにも期待を示した。
(続きは2022年5月12日号参照)