日本介護美容セラピスト協会 「フットセラピー」のインストラクター誕生
高齢者の寝たきりや歩行困難、コロナ禍で懸念増加
コロナ禍になり、外出自粛や施設の対面自粛による行動範囲の狭まりなど、人とのコミュニケーションが減少した結果、高齢者のライフスタイルにも大きな影響が出ている。 日本介護美容セラピスト協会では、2021年4月以降、高齢者の歩行困難を引き起こす足のむくみや、 転倒防止を目的とした「フットセラピー認定インストラクター」の養成講座 を行っている。
▲セラピーを行うインストラクター
同協会では、「触れる」ことを最重要視して、セラピストやインストラクターの養成事業を行ってきたが、緊急事態宣言発令下や、
まん延防止等重点措置期間は対面での養成講座の開催を自粛していた。一方、「こういう時こそ、現場で力を発揮したい」という声を受け、
オンラインで個別学習を可能とする動画などの教材を準備。また、大阪の本部から、オンライン個別授業を行うなど、能力を途切れさせない取り組みを行ってきた。
特に県境をまたぐ行動を避けるため、全国のそれぞれの地域でセラピストを養成できるインストラクターの養成に注力した。
その結果、全国各地にインストラクターを配置できるまでになり、北海道・青森・東京・新潟・愛知・大阪・和歌山・福岡・沖縄で地元密着のインストラクターが生まれた。(続きは2022年4月28日号参照)