ジャパンライフ第7回債権集会 配当開始時期「まだ時間を要する」

債権総額は1531億円 99%がオーナー商法の被害者

 破産手続き中の「ジャパンライフ」の7回目の債権者集会が2月1日、東京地裁の債権者等集会場で行われた。 届け出を受理した債権の総額を約1531億円と報告するなどした一方、前回集会で報告していた配当見通しについては 「今後全ての換価回収業務が終了した後に実施する予定」「まだ一定程度の時間を要する見込み」として具体的時期に触れなかった。8回目の集会は7月20日。  第7回集会では、1月20日時点の回収費用差し引き後の通帳残高を約22億6477万円と報告。 昨年7月の第6回集会で報告した額を約4億2124万円下回った。
 減額は、元従業員に対する未払い賃金の弁済や、同賃金を立て替え払いした労働者健康安全機構に弁済を行ったことなどが理由。 弁済合計額は約3億6990万円で、同機構には約2億6009万円を弁済した。他に支払いの増大・追加があった費用は事務費、 業務委託費用(セキュリティ・倉庫等)、保全管理人・破産管財人報酬など。

(続きは2022年2月10日号参照)