2年目のコロナ禍、DS業界の影響は 本紙アンケート51社の回答集計①
2年目に入ってもなお、根本的な収束の兆しが見えない新型コロナウイルス問題。21年夏の〝第5波〟では各都道府県において新規感染数の過去最多を更新、 再び厳しい行動制限を取らざるを得なくなり、ダイレクトセリング(DS)各社の事業活動に多大な影響をもたらした。 その後、9月末に緊急事態宣言が解除されたものの小康状態の域を出ていない。そこで本紙は、コロナ禍の影響、対応を聞くアンケート調査を実施。 51社の有効回答をまとめた。
アンケートでは、まず、各社の21年7月~9月の四半期の売上高に対して、コロナ禍がどの程度の影響を与えたかを調査。 影響の中身はプラス面とマイナス面が考えられるため、両面を含む総合的に見た場合の影響を聞いた。
回答を集計した結果、もっとも多かったのは「小さなマイナスの影響を受けた」(22社)で有効回答全体の44%を占め、 「大きなマイナスの影響を受けた」(7社)を合わせると58%がマイナスの影響を受けていた(グラフA―1参照)。
これに対して、「大きなプラスの影響を受けた」「小さなプラスの影響を受けた」(各3社)は計12%にとどまった。 「プラスの影響もマイナスの影響も受けなかった」(12社)と回答したのは24%。
(続きは2022年1月6日号参照)