ナチュラリープラス 田嶋隆志社長に聞く「方針と戦略」 ㊤

カウンシル発足「思い込み壊し、風通し良く」

▲ナチュラリープラス 田嶋 隆志 社長
 新たな会議体によるフィールド喚起に力を注いできたナチュラリープラス。陣頭指揮に立つ田嶋隆志社長に話を聞いた。
(インタビューはZOOMで8月31日実施)


売上前年並み新規は20%増

  ―――今期(=21年8月期)の見通しを伺いたい。
 「売上は対前年で100%か、101%の見込み。前年並みで着地できそう」

  ―――新規登録は。
 「期中の登録総数は対前年で120%。前の期(=20年8月期)より1割以上増えた。特に5~6月、 登録時に『スーパー・ルテイン』を1個の値段で2個買えるキャンペーンをやった結果、新規が大きく増えた。 リクルートを頑張っている方を応援するため試したところ、狙い通りの成果。登録を検討する人に最後の一押しになったと思う」

  ―――今期、奏功した政策をあげるなら。
 「キャンペーンの効果などもあったが、一番大きかったと考えるのは、2年前に立ち上げた『IBOC』の運営を順調に続けてこられたことと、 コロナ禍においても手応えを得られたこと」

  ―――「IBOC」の前は、別の会議体である「サミット会議」がフィールドとの連携の要だった。
 「長らく『サミット会議』を続けてきたが、時を経るにつれ、求められる本来の役目とのずれを感じる場面もあった。 それで、社長就任と同時に、これからの?年、?年を一緒に頑張ってくれるリーダーを見い出す狙いもあって、 『IBOC』に参加できる『IBO』の募集キャンペーンを行い、最終的に785人が条件を達成した」

  ―――達成したのは、どういった層か。
 「785人のうち200~250人くらいは、そこまで頑張らずとも条件を達成できるレベルの会員。 安定したビジネスをできているが、組織の揺らぎが乏しいとも言える。募集キャンペーンで期待していたのは、 残り500人くらいの〝これからの人〟たちを見い出すこと。結果、想定していたより遥かに多くの達成者が集まり、 その人たちと『IBOC』を始めた。
 もう一つ、狙いにあったのは、〝これからの人〟たちに独立事業主としての自覚をもってもらうこと。バイナリープランには〝独立〟の概念がないので、 どうしても上のリーダーの影響を受けやすい。 ビジネスに対するプロ意識を高め、『IBOC』に参加する『IBO』は皆、同列という意識を育みたかった」

  ―――「IBOC」を補う他の集まりは。
(続きは2021年9月16日号参照)