コロナ下のMLMマーケット フィールドを「バーチャル」で刺激
長引くコロナ禍の中、実地・対面で行われていた企画を「バーチャル」で行うMLMが飛躍的に増えている。 コンベンションなどが代表例だが、それ以外のイベントやカウンセリングサービス、 リクルートプロモーションにバーチャルの要素を取り入れるケースも。3社の事例を紹介する。
アプリ等で走行距離を計測し、収益の一部は
社会貢献基金に寄付
米ハーバライフグループのアジア・パシフィック(AP)地域における企画。 日本法人のほかに韓国、台湾、香港、マカオ、インドネシア、マレーシア、シンガポール、タイ、オーストラリア、ニュージーランド、 フィリピンから参加を募る。
同社は17年から毎年、会員参加型のチャリティーランを実施。19年11月~12月の3回目は、全国28都市で1100人超が参加。 ここで集まった支援金約115万円の寄付につながった。
が、コロナ禍となった昨年からはバーチャル式に変更。グループの40周年を祝う企画として昨年11月~12月に実施した「バーチャルラン」は、 AP地域全体で1万4000人以上が参加。合計走行距離は計60万㌔㍍に達し、総寄付額は6万1000ドル超となった。
(続きは2021年9月2日号参照)
20~30歳代の会員6人による
「新しい自分」プロモーションを
SNS上等で展開
同社はコロナ禍においても売上を高めており、20年の第2四半期(4~6月)から?年の同期まで、 四半期ベースで5期連続の前年比増収を達成した。好調理由の一つが若者層の増加。 新規の平均年齢は31~32歳と若く、いわゆる〝ミレニアル世代〟に加え、 コロナ禍後は90年代中盤以降生まれの〝Z世代〟の加入が増えている。
(続きは2021年9月2日号参照)
「BeautyAppByARTISTRY」は
セルフィー等によるバーチャルメイク機能が
楽しめる
アプリのリリースは3年前。当時は、同社初のパーソナライズ型製品となる美容液「セラム」を投入したタイミングで、 アプリの肌チェック機能の活用を提案。撮影した顔写真から肌の見た目年齢、シミ、シワ、キメ、クマといった状態を〝肌指数〟 として瞬時に表示し、気になる肌の悩みと照らし合わせ、25通りある「セラム」からお勧めの組み合わせや他製品との併用を提案する。
(続きは2021年9月2日号参照)