フォーデイズ3月期 売上高329億円、4期ぶり増収 営業利益25%増

化粧品売上が過去最高、台湾も売上更新

 フォーデイズ(本社 ・東京都中央区、和田 佳子社長)が6月23日 までにまとめた21年3 月期実績(海外市場含 む)は、化粧品の伸長 や台湾市場の成長など が寄与し、4期ぶりの 増収となった(グラフ 参照)。損 益も営業利 益、経常利 益、純利益 のすべて増 益だった。 新型コロナ ウイルス感 染症問題へ の対 応で、 各種セミナ ー・イベン トの多くは 中止・延期、 縮小開催し た一方、オ ンラインツ ールを駆使 したビジネ ス活動に力 を入れた。22年3月期 は売上高で「345億 円を目標」(同社)と している。

会員1万人増 健食前年並み

 21年3月期の売上高 (税抜きベース)は前 期比2.4%増の32 9億8700万円。昨 年初頭からのコロナ禍 を受け、計画では30 0億円台の維持を目指 していた。前期までの 3期連続の減収は、17 年11月の特商法処分や これを受けた登録・勧 誘ルールの厳格化など が響いていた。
 損益は営業利益が同 27.8%増の27億88 00万円、経常利益が 同28.1%増の34億4 200万円、純利益が 同109.6%増の23 億7300万円。増益 の要因は「売上の増加 によるところが一番」 (同社)で、「さまざ まなコスト削減を行っ た」(同)ことも寄与 した。
 21年3月末時点の会 員数は、登録ベースで 約26万人。前年同月末 より「1万人以上の増 加」 (同社)となった。 登録ベースの会員のう ち、毎月の定期購入 (オートシップ)の利 用率は「約9割弱」 (同)という。
 製品カテゴリー毎の 売上は、核酸ドリンク の「ナチュラルDNコ ラーゲン(以下コラー ゲン)」を主力とする 健康食品部門が同0. 5%減の260億49 00万円で、前年並み だった。
 期中の新製品は、2 月に「コラーゲン」を リ ニューアル発売。独 自に開発した新しい核 酸素材を採用し、サケ 白子抽出物やコラーゲ ンの配合量の増量、サ ポート成分の追加など を行った。部門売上に 占める「コラーゲン」 の割合は「約7~8割」 (同社)。他の新製品 は、4月にアミノ酸サ プリメント「アミノフ ォースパワーエナジ ー」、7月にダイエッ トの「ボディランバー」 シリーズ2品を発売し た。
(続きは2021年7月1日号参照)