リーダーズボイス・コロナ下のMLM グリーンプラネット 日 髙 英光 理事長
新型コロナウイルス問題にともない、対面で行ってきたリクルートをオンラインにシフトさせる動きが活発となっているMLM業界。浄水器MLMの団体であるグリーンプラネット (以下GP、本部・東京都中央区)は、会場で行うセミナーのライブ配信といった取り組みを通じて手応えを掴んでいる。GPの日 髙英光理事長に、 MLM事業にあたる「エージェントプラン」のコロナ禍における状況や、GPに商材を供給するタイセイ(本社・福岡市)が新たに立ち上げた定額方式のMLM事業「ライフプラン」の 進捗などを聞いた。
(インタビューはZOOMで4月27日実施)
日 髙 英光 理事長
―――新型コロナウイルス問題のビジネス活動への影響について伺いたい。
「セミナーやミーティングは、ZOOMを使ってオンラインで行う機会がかなり増えた。月1回、(浄水器販売MLMの)『エージェントプラン』の上位タイトル保持者が集まる 『資格認定者会議』は、関東圏で主催する場合、過去半年はリモートでやっている。
毎回の参加者は?~?人。本来の保持者はもっといるが、オンラインは苦手といった理由で参加していない。そういった方には個別に対応している。 7月に行う全国版の『資格認定者会議』もリモートでやる予定。昨年は、まだリモートに慣れていない会員が多いこともあって中止した」
―――他のセミナー等の開催状況は。
「基本的に、コロナ前にやっていたセミナー等は現在も継続して行っている。ただ、入場可能な数を制限して、会場の模様をライブ配信している。 銀座サロンのセミナールームを使う場合は、?人くらいの定員に対して?人に絞り、予約制を取っている」
―――ライブ配信の反応は。
「実際に視聴した方からは、リモートのほうが自分の環境でリラックスして聞けて、分かりやすいという声を耳にする。テレビ番組を見ているのと似た説得力を感じられているようだ。 会場でスクリーンに映す資料も、配信なら手元の画面で拡大したりできるので見やすい。リモートという選択肢が増えたことで、参加する人に合った動員ができるようになったと思う」
―――他にリモートのメリットは。
「会場を借りずに行えるので、セミナー等の開催件数はコロナの前より増えた印象がある。また、遠方に住む会員同士で頻繁に会話するようになった。 前は年に一度、会った時くらいだったのが、オンラインで月2~3回話すようになって、結びつきが強まっている。配信が終わった後、 一旦時間を空けて行う〝ZOOM飲み会〟を楽しみに参加するという人もいる」
―――逆にリモートの課題をあげると。
「拍手や笑い声がないので『ちゃんと伝わってるのか不安』という声は聞く。また、会場からライブ配信する場合、どうしてもカメラのほうを見て話す形になりやすい」
―――ビジネスにリモート環境を取り入れた会員の割合は。
「8割くらい。リーダークラスの年齢層は?~?歳代が多い。それを考えれば、よく順応できているほうだと思う」
(続きは2021年5月13日号参照)