アムウェイ12月期 売上約2%増の957億円、3期ぶり増収
日本アムウェイ(本社・東京都渋谷区、ピーター・ストライダム社長)が4月30日までにまとめた2020年12月期実績は、 売上高が前期比1.9%増の975億2000万円となった(グラフ参照)。 増収は3期ぶりで、新型コロナウイルス問題を背景とした健康食品の伸びや耐久消費財の好調に支えられた。同社は発表で、 同期は「ヘルス&ウェルネスへの関心と需要に応えた製品展開」や「オンラインサービス」の強化を図ったとしている。
期末の会員数(活動ベース)は前期より公表をとりやめている一方、毎年8月にまとめている同数は、 20年8月末時点におけるビジネス会員の「アムウェイビジネスオーナー(旧名称ディストリビューター)」数が61万1519組となり、 19年8月末の63万7022組との比較は4.0%減だった。愛用会員の「プライムカスタマー(旧名称ショッピングメンバー)」数はまとめていないが、 同期はコロナ禍を背景に増加した模様。
製品カテゴリー毎の売上は、健康食品等の「栄養補給食品」が前期比8.2%増の505億1800万円、 化粧品等の「パーソナルケア」が同7.2%減の223億9800万円、耐久消費財の「ハウスウェア」が同4.0%増の197億2300万円、 洗剤など家庭用製品の「ホームケア」が同0.5%増の28億1500万円、「その他」が同34.3%減の20億6600万円。
売上の半分を占めた「栄養補給食品」は、コロナ禍にともなう健康維持ニーズの高まりなどを背景に、主力ブランド「ニュートリライト」の各種製品が売上を高めた。 同期の新製品・刷新製品は、善玉菌配合の「ニュートリプロバイオプラス」などを投入したほか、 性別等に応じてお勧めの栄養素をパッケージした「カスタマイズパック」を用意した。
(続きは2021年5月13日号参照)