海外MLM短信 NHT12月期

総売上2割減、香港の苦戦で米3割減、直鎖申請取り下げ
 ナチュラルヘルストレンズ(NHT、香港、クリス・シャーン社長)の20年12月期は、新型コロナウイルス問題の影響が大きかった香港の苦戦が響き、 総売上が前期比20.0%減の6207万ドル(約66億円)となった。損益は営業利益が67万ドル(前期は702万ドルの損失)、純利益が84万ドル(同561万ドルの損失)で、 黒字転換させた。同期末の活動メンバー数(20年中に一度以上の製品購入あり)は5万2230で、前年同期末に対して9.0%減。
 国・地域別売上は、総売上の8割を占めた香港(4917万ドル、販売先のほとんどは中国在住会員)が同21.6%減。コロナ禍の影響に加え、 19年に中国当局が直鎖・健康食品業界に対して行った実態調査と、これにともなう販売活動自粛の影響もあったとしている。 eコマースで製品を販売している中国(294万ドル)は増減なし。
 他のアジア各国は、台湾(303万ドル)が同2.9%減、インド(30万ドル)が同49.0%増、マレーシア(28万ドル)が同28.2%増、 韓国(28万ドル)が同23.9%減、日本(26万ドル)が同44.4%増。
(続きは2021年3月4日号参照)