「Sign」「DEAN」に6~9カ月の停止
消費者庁が特商法処分 投資指南USBメモリ、学生に借金させ販売
バイナリーオプション(BO)取引で利益をあげる方法が学べるともちかけ、バイト収入しかない学生に借金で情報商材を購入させていたとして、
消費者庁は2月2日、「Sign」(以下S社、所在地・東京都新宿区)と「DEAN」(以下、D社、所在地・東京都新宿区)に特定商取引法違反で行政処分を行った。
処分内容はS社が訪問販売事業の6カ月の業務停止命令、連鎖販売取引事業の9カ月の取引等停止命令、指示。D社が訪販事業の3カ月の業務停止命令。
S社代表の「住吉大毅」には訪販および連鎖販売に関わる業務禁止を、D社代表の「鈴木優斗」には訪販に関わる業務禁止を命じた。
認定した違反は勧誘目的等不明示、適合性原則違反、支払能力の虚偽申告。S社は不実告知、書面不交付および不備も認定した。
S社は、「Matcheおよびkeylock」の名称でBO取引に係るUSBメモリを販売。「Core system」の名称でFXに係るUSBメモリも販売していた。
D社は、BO取引のUSBメモリを扱っていた。新たな顧客を紹介した消費者には、メモリ購入額の約1割に相当する5・5万円を「紹介料」に支払う
としていた。
(続きは2021年2月18日号参照)