新型コロナ、DS業界の影響は アンケート第2弾・51社の回答集計
これら企業には、記述式で投資等の対象も聞いた。寄せられた回答をまとめた結果、目立ったのは①テレワーク環境の整備②デジタル対応の強化③販売体制の支援・強化の 3テーマとなった。
①の主な回答は「従業員のリモートワークのためのインフラ整備、設備投資」「在宅ワークができるように従業員のパソコンをノート化」「緊急事態宣言下でPC、 モバイル機器、WEBミーティング機器等を揃えた」など。②は「デジタルコンテンツ制作体制の強化」「WEB配信システムの設備」 「ZOOMやビジュアル作成のための機材購入、設備などを検討」などが寄せられた。
③では「販売員への奨励金制度の見直しの検討」「ビジネス会員のボーナス受給に関わる改善を予定」とする回答や、「ネット販売」 「通信販売など、対面以外の販売方法の強化」など新販路に着手する動きが寄せられた。
3テーマの他は「借入金を増し、資金繰りに余裕をもたせた」「15億円をかけて工場を建設中」「コールセンターの拡充」などの取り組みがみられた。
そこでアンケートでは、WEB会議システムやソーシャルメディア、動画配信サイトなどを用いた開拓状況を調査。複数選択式で聞いた結果、 もっとも利用されていたツールは「ズーム」(40社)となり、有効回答者の75%を閉めた(グラフB参照)。
(続きは2021年1月14日号参照)