「ビットマスター」の貸付先が破産
17年4月の設立。ビ社から現金と人気仮想通貨・ビットコイン(BTC)の貸付を受け、これをもとにBTCのマイニング事業に参入。 貸付額は約46億5100万円で、このうち約30億円分をBTCが占めた(金額はビ社破産決定時の相場で換算)。
資金は、海外のマイニング機器開発会社の株式の取得や、機器用チップの購入などに充てられたという。しかし、機器開発の不調、 マイニングの委託先だったカナダでの水害にともなう機器故障などを理由として、最終的に事業がとん挫していた。
ビ社は、BTC相場の高騰や資金不足から、MLM会員に約束した預かりBTCの引き渡しが困難となり、 自社で独自にBTCを入手することを検討。マイニングによってBTCを得るため、同社に貸し付けを行っていた。
(続きは2020年12月10日号参照)