ナリス化粧品 化粧水不要の先行型乳液

=新スキンケアブランド「リニュー」=角層研究と多機能化技術を盛り込み
 ナリス化粧品(本社・大阪市福島区、村岡弘義社長)は、スキンケアの新ブランド「リニュー」立ち上げ、肌質別の3種類の保湿乳液を投入した。 11月2日から全国のバラエティショップおよび公式オンラインショップで販売を開始したほか、12月1日からは全国のドラッグストアでも販売する。 「多機能」で「プチプラ」のブランドと位置づけ、美容に関心が高い女性層へ訴求していく。
▲「プチプラなのにデパコス級」とPR
 新スキンケアブランド「リニュー」は、気温が下がり空気の乾燥が進むことで、肌のごわつきや乾燥が気になるシーズンに合わせて、 手軽にしやすいバラエティショップやドラッグストアで展開する。ラインナップは、①リニュー プライムミルクⅠ(混合肌用)、②リニュー プライムミルクⅡ(普通肌用)、 ③リニュー プライムミルクⅢ(乾燥肌用)で、価格はいずれも税別2200円。
 特徴は、ナリス化粧品の80年を超える角層研究と、40年を超える多機能化技術をフィードバックし、角層ケアと保湿ケアを両立した点にある。 これにより、化粧水を使わずベースのスキンケアを1本で完結させることができるという。同社では、1937年に初めて、余分な角質を取り除くことで、肌を柔らかくすることによって、 健康で美しい肌を保つ「ふきとり化粧水」を発売した。それ以降、80年以上にわたって角層と美しい肌の研究を続けてきた。また、現在では一般的となっている「化粧品の多機能化」については、 1980年に誕生した「ビオクイーン」ブランドから取り組んでいる。「リニュー」は、れらの角層研究と多機能化研究の技術を応用し、コットンで拭き取るのではなく、健康な角層を生み、 育むことを目的とした角層ケア乳液として開発された。
 共通成分として、保湿成分のイノシトールを配合。化粧水のようにすっと馴染んで保湿力が高く、洗顔後は1本でお手入れが行える。また、角層研究技術にもとづく角層ケア成分が、 角層のコンディションを整えるほか、2種のセラミドと疑似細胞間脂質成分を配合し、角層のすみずみまでうるおいをもたらす。このほか、肌質別に、ツバキ種子油、ザクロ果実エキス、 マカデミア種子油を保湿成分として配合している。
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 テクスチャーは濃密なタイプで、リッチなハリ感が特徴。混合肌用のプライムミルクⅠは、スキンバランスコントロール処方、普通肌用のプライムミルクⅡはモイストバランスコントロール処方、 乾燥肌用のプライムミルクⅢはエモリエントコントロール処方と、それぞれの肌質別のオリジナル処方を採用している。
 このほか、最後まで中身が空気に触れない密封二重ポンプによって美容乳液を密封する。4つのフリー処方(無香料・無着色・アルコールフリー・パラベンフリー)、 3つのテスト済み(アレルギーテスト・敏感肌の人によるパッチテスト・スティンギングテスト)で、安全性も確保した。
 お手入れのステップは、クレンジング・洗顔の後、「リニュー プライミルク」を使用する。1プッシュでコットンを使わずにケアを完了できる。 季節やその時のコンディションによって肌質が変化することから、同社では、「しっとり」「さっぱり」といった仕上がりの好みだけでなく、肌質に合った化粧品を使うことが大切としている。