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トップ インタビュー「ニューノーマル」対応のＭＬＭ企業支援
ダイレクトセリング企業のシステム構築・総合支援を手がける日本ネットワークシステムズ（本社・宮崎県宮崎市）は、ＢＣＰ（事業継続計画）を 前提としたさまざまなサービスを提供し、４１年にわたって６００社以上のＭＬＭ企業をサポートしてきた。現在、コロナ禍で「ニューノーマル」に対応した 社会経済活動が求められる中、同社では新しい企業支援策を講じている。高山隆憲社長に、最新の取り組みについて聞いた。
代表取締役社長 髙山 隆憲 氏
―――新型コロナウイルスの感染拡大が続く中、「ニューノーマル」と呼ばれる生活様式や社会経済活動の重要性が高まっています。 ＭＬＭ業界でも、対面を原則としてきたミーティングやイベントをリモート開催に切り替えるなど、新しい動きが散見されています。 御社では、どのようなＭＬＭ企業支援を行っていますか。
「当社は２００１年のＡＳＰサービスを導入時より、主宰企業様がどこからでも安全・快適にデータにアクセスできるシステムを構築しています。 システム、およびデータは当社内のサーバー上にあるため、普段から主宰企業様は当社にアクセスしてリモートで作業して頂いていることになります。 そのため、今回のようなコロナ禍や大震災が発生し、会社に出社できない状態になった場合でもアクセス元をご自宅や避難先等に変更して頂くだけで、 社内に居る時と同様の作業が可能です。コロナ禍の中でも当社のお客様は業務を停止する事なく継続する事ができました」
―――御社では、新規立ち上げやシステム移行を検討している企業のために、宮崎市の本社に招いて一連のシステムを説明する取り組みを続けてきました。 コロナ禍によって人の往来が減少する中、「ニューノーマル」対応の支援策として「リモート相談会」を開催しています。
「当社では、ご好評の『会社見学会』を、現在リモートで開催しています。Ｗｅｂ会議システムを使って、 基幹システム『ＭＡＣＳ（マックス）』をはじめとするシステムや、当社の信頼の体制と強固なセキュリティなどを主宰企業様ごとにご説明をさせて頂きます。 また、システムの使いやすさをデモ版で実際にご体感いただけます」
―――「ＭＡＣＳ」とは、どのようなシステムなのですか。
「『ＭＡＣＳ』は、主催企業様とともにビジネスの現場を歩み続けてきた当社が、そのノウハウを結集して完成させた『ＭＬＭ主宰企業様のための』 日常業務を網羅したシステムです。あらゆるマーケティングプランやご要望に対応できます。操作も容易で、ＰＣに不慣れな方でも会員管理から出荷処理、 在庫管理まで、ほとんどの作業を簡単に実行できます。システム導入時に開発担当者が丁寧にオペレーション指導し、 その後も直接サポートさせていただきますので、安心して運用していただけます。もちろん、セキュリティ機能も充実しており、 スタッフ個別に処理レベル権限設定が可能です。変更履歴や処理ログによって、誰がいつどのような処理を行ったかも確認できるため、 責任感をもたせると同時に不正行為を防ぐことができます」
―――２０１１年の東日本大震災以降、ＢＣＰ（事業継続計画）については、ＭＬＭ業界でも重要性が認識されるようになりました。ここにきて、 地震や台風などの自然災害だけでなく、新型コロナウイルスのようなパンデミックによる社会経済活動への影響にも対応できるシステムの構築が急務です。
「さらに、現在、お客様からお預かりしておりますデータは、当社内と遠隔地（広島県のデータセンター）にバックアップを取っていますが、 今後はそのバックアップ先をＩＢＭクラウド上に変更して、万が一の際はＩＢＭクラウド上でサービスが開始できるよう年内稼働で準備を進めています」
―――コロナ禍の中で、企業活動においても「ニューノーマル」を前提としたスタイルが求められています。
「社員の出張は当分の間、すべて見合わせています。また、お取引先からのご来社もできるだけご遠慮頂いており、 打ち合わせは全てＷｅｂ会議システムで対応しています。会社の入り口にはアルコール消毒液を設置、社内でもマスクを着用し、 午前?時と午後３時には事務所の窓を?分開けて換気をしています」
