48社・返金遅延の理由は㊤
同社は17年10月の行政処分の翌月、会員に宛てた書面で「クローバーコインの購入契約を解約したいと希望される皆様には100パーセント解約に応じさせて いただき、損害をお与えしないようにする」との方針を堅持すると宣言していた。が、返金の作業は一向に進まず、しびれを切らした会員の提訴が相次ぐ。
なぜ、返金が進まないのか。この要因を探る上でキーワードに浮上するのが「2018年3月」という時期になる。
つまり、18年11月の時点で、その年の3月初旬に受理した解約申請について、返金作業を行っていることになる。
次に注目されるのが、48社が証拠資料の一部として提出した、会員専用サイト内に掲示したという「会員の皆様へ」と題する通知文のコピーになる。
(続きは2020年9月17日号参照)