シャルレ第1四半期コロナ響き 売上20%減、衣料24%減
シャルレ(本社・神戸市須磨区、奥平和良社長)の21年3月期第1四半期は、新型コロナウイルス問題で販売員の営業活動の大幅な停滞を余儀なくされ、 主力とする衣料品類、化粧品で苦戦した結果、売上高(一部ボーナス支払い費用等含まず)が前年同期比20.8%減の26億6200万円となった。
損益は3期連続で赤字を計上。営業損失が5億3900万円(前年同期1億200万円)、経常損失が5億3000万円(同9900万円)、 純損失が10億5500万円(同7400万円)で、減収や繰延税金資産の取崩しで赤字幅を拡大させた。7月末に発表した9月中間期見通しは、 売上高が同21.4%減の64億円、経常損失が7億6000万円、純損失が12億9000万円。
第1Qの製品カテゴリー毎の売上は衣料品類が同23.9%減の19億9600万円。インナーウェア類は数量限定で独自設計の「シャルレBLトップ」など、 縫い目やテープを使用しないハーフトップ、カップ付きタンクトップ、ショーツを発売。が、いずれも売上計画を著しく下回り、 定番品も売上減となったことから、同ウェア類全体の売上高が前年を大幅に下回った。
アウター類は、夏用のカットソーやパンツの発売を延期。「サポートウォークシリーズ」のジャケット、カットソーなども販売が不振で、 アウター類全体も前年を大幅に下回る売上となった。生活関連商品類は、前年投入の数量限定品「冷感敷きパッド」がほぼ完売した一方、 同期は新商品投入がなかったことから、やはり前年の売上を大幅に下回った。
(続きは2020年9月3日号参照)