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ヤンジェビティ
ニカラグアでヘンプ栽培22百エーカー、合弁事業で
ヤンジェビティ(米カリフォルニア州、スティーブ・ワラックC EO兼会長)は4月21日、ニカラグアでヘンプ(麻)を栽培する合弁事業の契約を 締結したことを明らかにした。完全子会社のCLRロースターズ社を介した取引となる。
 現地のヘンプ農場は2200エーカーの広さをもち、1000万ドル以上の資産価値をもつとしている。まず200エーカーに作付けを行い、 年40万ポンドの生産を計画。徐々に作付け面積を広げ、農場全域を使った栽培は23年の開始を目指す。 全域を使った収穫量は年440万ポンドとなる見通し。
 さらに、2000万ドル以上の資金を投資。電気供給等のインフラを整え、4万5000平方フィートの面積をもつ施設を建設する。施設は、 麻の乾燥、貯蔵機能や温室スペースを備える予定。また、合弁事業のパートナーの一社である米ヘンプ関連企業が、 300万ドル相当の抽出機器を用意する。

NSP 第1Q
総売上5%増、欧米市場が伸長中・韓は各11%減、日本2%減
 ネイチャーズサンシャインプロダクツ(NSP、米ユタ州、テレンス・ムアヘッドCEO)の20年12月期第1四半期(1~3月)は、 欧州および米大陸の伸長が韓日、中国の苦戦をカバーし、子会社のシナジーワールドワイドを含む総売上が前年同期比5.1%増の9593万ドル( 約104.5億円)だった。搊益は営業利益が同140.5%増の716万ドル、純利益が同73.9%増の301万ドル。 前期の米大陸における経費削減効果が増益に寄与した。
 リージョン毎の売上は、NSPとシナジーの両ブランドが営業する欧州(2063万ドル)で同32.2%増と成長。前期は苦戦した、 NSPの売上が大半を占める北米(3876万ドル)も同6.1%増と伸ばした。いずれも、新型コロナウイルス問題を背景とするサプリメント需要の 高まりが反映したという。北米のほとんどを占める米国(3584万ドル)は同5・5%増。中南米・その他(789万ドル)も同4.1%増と 好調だった。
 シナジーとして営業する国は、韓国(1639万ドル)が同11.5%減で、現地通貨ベースは同6.3%減。日本(約520万ドル、約5.7億円) は同1.9%減で、円ベースは同2.9%減。両国ともコロナ問題で会員のミーティング、販売活動が抑制されたことが響いた。
 NSPとして直鎖ライセンスを取得・活動する中国は同11.2%減で、現地通貨ベースは同8.5%減だった。
 同期末のアクティブ(過去3カ月以内に製品購入あり)な会員数はディストリビューターとカスタマーの合計が約24万8300 (前期末は約23万2800)、〝マネージャー〟が約1万5200(同約1万4000)。