コロナで収益悪化売上21億下方修正マルコ・3月期予想自粛で来店数が減少

 補整下着のサロン販売のマルコ(本社・大阪市北区、岩本眞二社長)を傘下とするMRKホールディングスは5月15日、20年3月期連結業績予想の修正を 発表した。昨年5月発表の予想に対して、新型コロナウイルスの問題を受けた売上の下方修正を実施。コスト削減にともない営業利益、経常利益は上方修 正したが、有価証券の評価損や店舗工事費等の減損処理から最終利益は下方修正した。
 修正後の売上高は、前回予想に対して21億8100万円マイナスの189億1900万円(前期比2.0%増)。昨年10月の消費増税に加え、 コロナ問題にともなう外出自粛の呼びかけ等の影響で来店客数が減少した。営業利益は2億4500万円プラスの7億5800万円(同99.0%増)、 経常利益は3億5200万円プラスの7億4800万円(同175.0%増)。コスト管理による販管費率の改善が寄与した。
 純利益は10億300万円のマイナスとし、2億800万円の利益計上を予定していたところ、7億9500万円の赤字に転落。 前期(14億2700万円の損失)に続き、2期連続の損失計上となる。マ社が3年前に傘下入りしたRIZAPの株式の保有分について、 コロナ問題でR社も財務悪化が見込まれるため保守的に見直し、評価損8億7200万円を計上。また、連結子会社の店舗収益悪化で、 一部店舗の内装工事費用など固定資産の減損処理費用1億8100万円を計上する。