ニュースキン 第1四半期 日本売上2.5%減の66億7,800万円

コロナ対応でセミナー中止、WEBにシフト
 ニュースキンエンタープライズ(米ユタ州、リッチ・N・ウッドCEO)の20年12月期第1四半期(1〜3月) における日本市場(ニュースキンジャパン)の 売上高は前年同期比2.5%減の66億7800万円(卸ベース)だった。同期末の会員数は「カスタマー(過去3カ月内に会社から製品購入あり)」が11万9784、 「セールスリーダー」が5635。前年同期末との比較はカスタマーが5.3%減、セールスリーダーが3.5%減。
 同期は新型コロナウイルスの問題を受け、3月開催分の会社セミナー、イベントの中止を決定。「ブランドリプレゼンタティブ(BR)」タイトルの新規昇格・ 審査中の会員を対象とする「ネクストセミナー」や、ニュージーランドを渡航先とする海外招待ツアーが対象となった。「ネクスト―」は4月以降、 実施方式をZOOMによるWEB開催に切り替えた。4月以降に予定した一部の催しも3月上旬までに中止を決定。4月末の全国大会(会場=横浜アリーナ)は、 予定した内容をWEBでライブ配信した。
 ライブ配信で予告したフィールド支援措置は5月上旬、「BR」以上を対象としてタイトル維持に使えるフレックスブロックの2ブロック分の追加を発表。 審査中の「BR」にも、審査クリアの条件となるビルディングブロック数の緩和や審査期間の1カ月延長を行う。全会員を対象に、 合計5500円以上(会員価格ベース、税込み)の注文の送料無料化サービスも始めた(5月末まで)。
 ショールームの「エクスペリエンスセンター」は、肌カウンセリング等の接触を要するサービスやメイク用アイテムの貸し出しを見合わせた。 4月の国による緊急事態宣言発動後はショールーム自体を臨時休業としている(5月末まで)。
 製品は、感染予防ニーズの高まりを受け、エタノール配合手肌用ジェル「ハンドサニタイザー」をはじめ、 プロポリス飲料や緑茶葉抽出物サプリメントなどの注文が急増。一部製品で会員IDあたり月毎の受注制限をかけた。
 新製品は1月、ロングセラー健康食品を「ライフパック ナノ プラス」としてリニューアル投入。前回刷新から12年ぶりとなり、 新規成分としてβクリプトキサンチン、亜鉛、銅、マンガン、クロム、モリブデンを追加した。カプセル型美容液の「トゥルーフェイスエッセンスプラス」でも 刷新を行い、独自ブレンドの保湿成分を配合した。