都内のCBD相談 大半が電子タバコ

19年度は58件 効能有無を問合せ
 東京都は4月30日、CBD(カンナビジオール)を含む製品に関する相談の増加を受けた注意喚起を行った。相談の大半は電子タバコの形態を取る製品に 関する内容だった。都では、精製が上十分な製品に国内で麻薬に指定されているTHC(テトラヒドロカンナビノール)が含まれる可能性があり、 健康被害が発生する恐れがあるとしている。
 発表によると、19年度(20年2月末時点)は都内で58件の相談が寄せられ、ゼロ件だった17~18年度から急増。このうち53件が電子タバコ関連で、 リキッド部分に含まれるCBDについて〝公的機関から効果効能が公表されている安全性の高い成分と販売サイトに書いてあるが、 本当か〟といった相談が寄せられているという。
 残り5件のうち4件は健康食品および食品関連で、〝飲むとよく眠れるということで、医師からCBDオイルを紹介された。違法な商品ではないのか〟 といった相談が見られた。